角館は1620年(元和6年)の江戸時代の初め頃にできたと言われる街並みです。玉川と桧木内川沿いに市街地が拓け、三方が山々に囲まれたこの町は、古き日本の姿を見せてくれる歴史ある武家屋敷と桜並木が美しいことで有名です。
角館の町内名には「表町下丁・上丁」や「東勝楽丁」などの「丁」がついている所と、「岩瀬町」「下新町」などの「町」がついている所があります。これは、武士の住んでいた町内名には「丁」がつき、商人町には「町」がついているのです。
北の武士社会、南の商人・職人社会に分かれていた町割りは、400余年後の今もその成り立ちを残したままです。
たつこ姫伝説に彩られる瑠璃色の湖面の「田沢湖」は、周囲約20キロメートルの、ほぼ円形の湖です。水深は日本一の深さの423.4メートルになり、四季折々の豊かな表情を見せる神秘的な湖として、訪れる人々を楽しませております。
田沢湖の北側には「御座石神社(ござのいしじんじゃ)」と言う神社があり、永遠の美を願っていた「たつこ姫」を祀っています。美容や縁結びにもご利益があると言われている神社になり、女性客の皆様にはパワースポットとしても人気があります。
神社の名前の由来は、秋田藩主「佐竹 義隆」が御座石に座って休んだことに由来しており、室町時代に建てられたと言う歴史ある神社です。